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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 13:45(日本時間)
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パートナーシップ・提携

世界最小の量子乱数発生器の開発に向けElmosとID Quantiqueが協業

要約

自動車半導体メーカーのエルモスと量子技術企業のIDクォンティークが、世界最小となる2mm角の量子乱数生成チップを共同開発します。このチップは量子の原理で高品質な乱数を作り出し、自動車やIoT機器などを次世代のサイバー攻撃から守る暗号化技術を提供します。低消費電力で高速動作が可能なため、様々な産業での応用が期待されています。

Elmos Semiconductor SE(自動車半導体の主要サプライヤー)と、量子サイバーセキュリティのグローバルリーダーであるID Quantique(IDQ)は、世界最小の単一集積型量子乱数生成器(QRNG)を開発するための覚書(MoU)を締結しました。2mm x 2mmのQRNGチップは、量子原理を活用して高品質な乱数を生成し、温度変化、物理的圧力、電磁干渉を含むサイバー脅威に対する堅牢な暗号化セキュリティを確保します。

この提携は、Elmosの半導体開発の専門知識とIDQの量子技術におけるリーダーシップを組み合わせたものです。初期のプロトタイプは、超低消費電力、高速起動時間、スケーラブルなキーレートを実現しており、自動車、IoT、通信産業に理想的なソリューションとなっています。このQRNGは単独のICとしても、IPライセンシングを通じても利用可能となり、様々なCMOS技術への応用が広がります。この協力関係は、両社の量子時代におけるサイバーセキュリティ発展への取り組みを示すものです。

背景

量子乱数生成器(QRNG)は、従来のコンピュータが生成する擬似乱数とは異なり、量子力学の原理に基づいて真の乱数を作成する装置です。通常、乱数は決まったアルゴリズムで計算されるため、理論的には予測可能ですが、QRNGは光の粒子性など、自然界の根本的な不確実性を利用します。これにより、外部からの干渉や予測に対して極めて強い、高品質な乱数を得ることができます。

また、CMOS技術とは、現在の半導体集積回路の主流である「相補性酸化膜半導体」の略称です。この技術を用いることで、QRNGチップを他の電子部品と同一の製造プロセスで小型化・低コスト化でき、自動車やIoT機器といった限られたスペースと電力制約のある環境への搭載を可能にします。

さらに、IPライセンシングとは、特許や技術ノウハウなどの知的財産権を無償または有料で他社に使用許諾するビジネスモデルです。ElmosがIDQの量子技術に関するIPをライセンスすることで、自社の半導体開発の専門知識と組み合わせ、単独のIC製品としてだけでなく、多様なCMOS技術への応用を広げることが期待されています。

関連する記事としてID QuantiqueとIonQがメトロネットワーク上で量子鍵配送を展開するClavis XG Multiplexを発表、Fraunhofer IPMS、企業セキュリティ向け量子乱数生成器Q-Diceを発表もあわせてご覧ください。

2025年1月9日

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