量子コンピュータを実際に作る方法(実現方式)には複数のアプローチがあり、現在は主に5つの方式が商用で競い合っています。まだどの方式が最終的に主流になるかは決まっておらず、各社が異なるアプローチで実用化を目指しています。
超伝導方式は、絶対零度に近い極低温まで冷やした電子回路を量子ビットとして使う方式で、GoogleやIBMなどが採用しています。
イオントラップ方式は、電荷を帯びた原子(イオン)を電磁場で空中に浮かせて制御する方式で、IonQやQuantinuumが採用しています。
中性原子方式は、電荷を持たない原子をレーザーで捕まえて並べる、比較的新しい方式で、PasqalやQuEraなどが手がけています。
半導体方式は、既存の半導体製造技術を応用して量子ビットを作る方式で、Intelなどが研究を進めています。
光量子方式は、光の粒(光子)を量子ビットとして使う方式です。光子そのものは常温で扱えるため、冷却の負担が少ないとされており、XanaduやPsiQuantumが採用しています。
