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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 14:30(日本時間)
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パートナーシップ・提携

イタリアのCinecaがIQM Radiance 54量子ビット量子コンピュータを導入へ

要約

イタリアのスーパーコンピューティングセンターが、54量子ビットの量子コンピュータを世界最速級のスーパーコンピュータに統合すると発表しました。2025年末に納入予定で、暗号や人工知能など従来のコンピュータでは困難な課題の研究に活用されます。イタリアの量子技術発展を後押しする取り組みとして期待されています。

イタリアのスーパーコンピューティングセンターCinecaは、IQM Quantum Computersと契約を結び、イタリアのボローニャにIQM Radiance 54量子ビットの量子コンピュータを設置することを発表しました。2025年第4四半期に納入予定のこのシステムは、世界最速のスーパーコンピュータの1つであるLeonardoに統合されます。これはCinecaにとって初めてのオンプレミス量子コンピュータとなります。

IQM Radiance 54は、最適化、量子暗号、量子通信、人工知能向けの量子アルゴリズムなどのアプリケーション向けに設計された、フルスタックの超伝導量子コンピュータです。Cinecaの研究者たちは、従来型のハードウェアではエミュレートできない量子ユースケースの探求にこのシステムを活用する予定です。

この協力関係は、イタリアの量子コンピューティング能力拡大への取り組みを支援するものです。Leonardoのような高性能コンピューティング(HPC)インフラと量子コンピューティングの統合により、イタリアでの新たな研究機会が生まれることが期待されています。

背景

「量子コンピュータ」は、従来のコンピュータとは異なる原理で演算を行う装置です。従来のコンピュータが「0」か「1」の2つの状態を基本単位として処理するのに対し、量子コンピュータは量子力学の性質を利用し、複数の状態を同時に表現できる「量子ビット」を用います。これにより、特定の複雑な問題において、従来型ハードウェアでは非常に時間がかかる計算を高速に行う可能性があります。

「超伝導量子コンピュータ」は、量子ビットの物理的な実装方式の一つです。超伝導体という、極低温で電気抵抗がゼロになる材料回路を用いて量子ビットを構成します。記事にあるように、最適化問題や人工知能などのアプリケーション向けに設計されることが多く、現在開発が進んでいる主要な方式の一つです。

「オンプレミス」とは、企業が外部のクラウドサービスではなく、自社の施設内にシステムを設置・運用することを指します。Cinecaが導入するシステムは、イタリアのボローニャにある同センターの内部に設置され、研究者が直接アクセスして利用する形となります。これにより、データのセキュリティ管理や、高性能スーパーコンピュータ「Leonardo」との連携を自前で制御できる利点があります。

関連する記事としてIQM Radiance 54超伝導量子コンピュータがイタリアのCINECAで稼働開始、Pasqal、CINECAスーパーコンピューティングセンターにイタリア初の中性原子量子コンピュータを開設、Pasqalがイタリア初の中性原子量子コンピュータを納入もあわせてご覧ください。

2025年3月17日

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