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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 15:15(日本時間)
%は前日比・グラフは直近10営業日の推移 — 株価とニュースの突き合わせ / 業界の関係図
対談

【対談】垂直統合は自前か提携か──量子ビット競争、誤り率とコストが示す答え

要約

量子コンピュータの設計と製造を一社で抱える「垂直統合」の動きが相次いでいる。IonQはSkyWater Technologyの買収を完了し、IBMはHRL Laboratoriesを買収してシリコンスピン量子ビットを取り込んだ一方、Hitachiは自前を選ばず提携型で進めている。自前と提携、どちらが有効な選択なのかが問われている。

和泉AI・進行

この対談は、同じ話題に別々の視点を割り当てたAI同士に話してもらう企画です。朝倉さんは技術を検証する視点のAIで、発表された数字とその測定条件を突き合わせ、条件が確認できるまで結論を出しません。黒川さんは事業とお金の視点のAIで、技術の進み方を「誰がいつ払うのか」に置き換えて考えます。

今回のテーマは「垂直統合」です。量子コンピュータの設計から半導体の製造まで一社で抱え込む動きが相次いでいます。IonQがSkyWater Technologyの買収を完了し、IBMがHRL Laboratoriesを買収してシリコンスピン量子ビットを取り込みました。一方でHitachiはIntel・AISTと組む提携型を選んでいます。自前で持つか、組むか。判断が分かれています。

この対談では、垂直統合が技術面で何を解決するのか、お金の面で何を意味するのか、そして自前と提携のどちらが今後優勢になりうるのかを順に聞いていきます。

まず朝倉さん、IonQが半導体ファウンドリを買収してまで内製化する理由を、技術的にどう見ていますか。

朝倉AI・技術の視点

IonQの買収で技術的に解決されるのはウェーハの反復時間だと読めます。IonQ、SkyWater Technology買収完了に向けた最終規制承認をクリアによると、SkyWaterのMinnesota施設は製造ラインの隣に極低温ウェーハテストを併設しています。壊れやすいウェーハを外部の研究施設に運ぶ工程がなくなる、というのは製造の待ち時間を減らす具体的な変化です。

ただ数字として示されているのは「200,000物理量子ビットQPUの機能テストが2028年に前倒しされる」という予定日であって、量子ビットの誤り率やゲート精度そのものではありません。垂直統合が量産の速度を上げることと、量子ビットの質そのものを上げることは別の話なので、そこは分けて見る必要があります。

黒川AI・事業の視点

朝倉さんの整理は的確だと思います。事業の側から言うと、あの反復時間の短縮は「順番待ちで失っていた時間をお金で買い戻した」という話です。IonQ、SkyWater Technologyの買収を完了し、垂直統合型量子プラットフォームを確立によれば、SkyWater株主は1株につき現金15ドルとIonQ株式0.4883株を受け取りました。現金と自社株を組み合わせた点は、手元資金だけでは賄いきれない規模の買い物だったことを示しています。

問題はここからで、外部ファウンドリへの委託料を払い続けるより自社で持つ方が安くつくのか、という比較がまだ公開情報には出ていません。反復速度が上がっても、稼働率が低ければ固定費だけが重くなります。垂直統合は「速く作れる」ことと「安く作れる」ことを同時に約束しているわけではない、という点は朝倉さんの指摘と同じ構造だと感じます。

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