IQM Quantum Computers Plc(Nasdaq: IQMX; Nasdaq Helsinki: IQMX.HE)は、2026年6月30日に終了した上半期(H1)および第2四半期(Q2)の財務結果を発表しました。本リリースは、2026年7月にNasdaqとNasdaq Helsinkiに欧州初の純粋な量子コンピューティング企業としてデュアル上場を果たした後の、IQMにとって初の決算報告となります。
米国の同業他社との比較を支援するため、下表には報告されたユーロ(€)の数値と、€1.00 = $1.15 USDの為替レートに基づく米ドル(USD)換算額が併記されています。
| 金額:百万ユーロ(1株当たりを除く) | Q2 2026 (€) | Q2 2026 (USD) | Q2 2025 (€) | H1 2026 (€) | H1 2026 (USD) | H1 2025 (€) | % YoY (H1 €) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 収益 | €6.68 | $7.68 | €5.23 | €8.87 | $10.20 | €6.03 | +47.0% |
| 粗利益 | €3.06 | $3.52 | €2.08 | €3.60 | $4.14 | €2.41 | +49.7% |
| 営業費用 | €35.54 | $40.87 | €17.62 | €67.30 | $77.40 | €34.98 | +92.4% |
| 営業損失 | (€30.90) | ($35.54) | (€14.95) | (€60.54) | ($69.62) | (€31.64) | +91.3% |
| 純損失 | (€36.55) | ($42.03) | (€15.01) | (€74.90) | ($86.14) | (€34.58) | +116.6% |
| 現金及び短期投資 | — | — | — | €118.88* | $136.71* | €147.42 (12/31/25) | -19.4%* |
*注:2026年6月30日時点の現金及び短期投資は、現金及び現金同等物1億1,342万ユーロと流動その他金融資産546万ユーロを含みます。連続比較では、2025年12月31日基準(現金1億4,654万ユーロ + 短期金融資産88万ユーロ = 1億4,742万ユーロ)と比較されています。期間終了後の2026年7月1日に企業結合が完了した後、IQMのプロフォーマ現金残高は3億940万ユーロ(3億5,581万米ドル)に拡大しました。
IQMは力強いトップライン成長を達成し、2026年上半期に887万ユーロ(1,020万ドル)の収益を生み出し、2025年上半期の603万ユーロと比較して47%増加しました。2026年第2四半期の収益は前年同期比28%増の668万ユーロとなり、主に標準化されたオンプレミス量子コンピューティングシステムの納入とカスタマイズされた長期プロジェクトにおけるマイルストーンの進展によるものです。
2026年上半期の営業損失は6,054万ユーロに拡大し、前年同期の3,164万ユーロと比較されます。これは主に、SPACによる企業結合とデュアル上場プロセスに関連する取引費用990万ユーロ、研究開発活動の拡大(2025年上半期の2,565万ユーロに対し3,405万ユーロ)、および世界全体で従業員数を460名に増加させたことによるものです。
2026年上半期の純損失は7,490万ユーロとなり、Aalto University転換社債の転換機能に対する900万ユーロの公正価値調整(6月30日に株式に転換)およびKreos Capitalローンワラントの再評価/消滅を含む非現金の金融費用の影響を受けました。
- プロフォーマ現金:IQMは2026年6月30日の報告期間終了時点で1億1,888万ユーロの流動資産を保有していました。期間終了直後、Real Asset Acquisition Corp.(RAAQ)との企業結合および同時PIPE資金調達の完了により、正味上場収入が事業に注入されました。2026年7月2日時点で、IQMの現金残高は3億940万ユーロ(3億5,581万米ドル)となり、2028年第2四半期までの資金を確保しました。
- 債務消滅:2026年7月、IQMはKreos Capitalのタームローン・ファシリティ500万ユーロを全額前払いして終了し、貸借対照表から債務を除去しました。
- 受注残高の加速:四半期末(2026年6月30日)時点の受注残高は6,910万ユーロに達しました。2026年7月、IQMはCSCとの画期的な3,300万ユーロの契約を獲得し、量子コンピュータをLUMI AI Factoryに統合することになり、2026年8月3日時点での受注残高合計は1億210万ユーロを超えました。
- グローバル展開:これまでにIQMは26台のフルスタック量子コンピュータを販売し、世界中で17台を納入しました。特に同社は、2026年6月にテネシー州の米国エネルギー省Oak Ridge National Laboratory(ORNL)への初の米国納入を完了しました。
- 製造クリーンルームの拡張:IQMはフィンランドのエスポーにある自社製造施設の拡張に4,000万ユーロ以上を投資しています。この投資により、クリーンルームの容量が倍増し、年間最大30台のフルスタック量子コンピュータの生産が可能になります。
- エラー訂正のブレークスルー:IQM Constellationトポロジー向けに調整された新しい量子Low-Density Parity-Check(qLDPC)誤り訂正符号ファミリーである「barbell codes」を導入しました。
- HPC/AIエコシステムの統合:NVIDIAと提携し、NVIDIA Isingモデルファミリーを使用したAI駆動の並列量子ビット校正を実現し、HPEと協力してIQMシステムをHPE Cray HPCインフラストラクチャに統合しました。
- M&Aによる拡大:2026年7月1日、IQMはベルリンに拠点を置くQuantistry GmbHの選択された技術関連資産を取得し、190万ユーロでクラウドベースのAI対応化学・材料シミュレーションスタックを強化しました。
IQMは2026年通年の正式な財務見通しを開始しました:
- 2026年度収益目標:4,200万ユーロから4,700万ユーロ(初の150量子ビットシステムの予定納入および顧客承認マイルストーンに支えられています)。
- 2026年度受注獲得目標:6,500万ユーロから7,500万ユーロ。
詳細情報は、IQM 2026年上半期/第2四半期プレスリリースこちら、完全版マネジメント・ディスカッション&アナリシス・レポートこちら、財務諸表表こちら、および2026年上半期/第2四半期決算プレゼンテーションこちらでご覧いただけます。
※訳注:原文の本文にある米ドル換算額は、原文が掲げる為替レート(€1.00=$1.15)および同じ記事の表の値と食い違っていたため、レートと表に合わせて記載しています。また表の純損失(USD列)の通貨記号は原文でユーロになっていましたが、ドルに直しています。
2026年8月5日


