8月21日の米国市場では、量子コンピュータ関連10銘柄すべてが上昇し、下落・変わらずは1銘柄もありませんでした。平均騰落率は+9.17%と、業界全体が明確に同じ方向へ動いた1日となりました。8銘柄が5%以上の上昇を記録しており、個別材料というよりも業界全体を押し上げる地合いがあったことがうかがえます。
そうしたなかで、特に大きく動いた銘柄をいくつか見ていきます。IQMは終値11.11ドルで前日比+14.77%となりました。これは業界全体が同じ向きに動いた8銘柄のうちの1つで、この日の値動きを説明する当サイトの記事は見当たりません。Horizon Quantumも終値19.93ドル、+14.54%と大きく上昇しましたが、こちらも業界全体の動きに沿ったものとみられ、当サイトの記事では説明がつきません。
Rigettiは終値17.91ドル、+11.48%の上昇となりました。同社については、Rigetti、オンプレミス展開を拡大するためSystems Delivery部門を新設し、新COOおよびCTOを任命という発表があり、またWho's News: D-Wave、BTQ Technologies、Symmatrics、Rigetti Computingにおける戦略的人事でも同社の人事に関する動きが取り上げられています。
D-Waveは終値20.39ドルで+8.46%の上昇でした。こちらもWho's News: D-Wave、BTQ Technologies、Symmatrics、Rigetti Computingにおける戦略的人事で触れられている戦略的人事が関係しているとみられます。
IonQは終値44.86ドル、+8.02%の上昇となりました。同社についてはSuperpositions、EBU Luxembourgと提携し、量子ワークフローをビジネスカリキュラムに統合という提携の発表があります。
一方、Infleqtion(+12.51%)、Quantum Computing Inc(+9.58%)、Xanadu(+8.31%)についても、いずれも業界全体が同じ向きに動いた8銘柄に含まれており、当サイトの記事では説明がつきません。QuantinuumとArqitは、それぞれ+3.10%、+0.96%と上昇はしたものの他銘柄に比べると小幅にとどまり、全体が大きく動いた日にあってはむしろ目立たない動きとなりました。
この日は10銘柄すべてが上昇し、平均でも1割近い上げ幅となったことから、個別企業の材料よりも業界全体を巻き込む地合いの強さが表れた1日だったと言えます。そのなかでRigettiとD-Waveには人事関連の発表、IonQには提携の発表という個別材料も重なっており、上昇の背景が複数確認できる銘柄となっています。

