今日は「量子コンピュータは、半導体産業の一部になっていくのか」を扱います。この数か月で、量子の会社が製造設備を取りにいく動きが立て続けに出ました。まず事実を並べるところから始めましょう。
3つの型が同時に走っています。1つ目は自前で建てる型で、QpiAIがベンガルールに開設した8インチの量子チップファウンドリです。いまは最大128量子ビットの超伝導プロセッサを作れて、2027年までに単一QPUで最大10,000量子ビットを目標としています。
2つ目は買う型。IonQによるSkyWater Technologyの買収が完了しました。3つ目が借りる型で、Diraqとimecが300mm CMOSラインで8量子ビットを動かした実証です。標準的な半導体の製造ラインで量子ビットが動くことを示した点が重要です。
事業の側から見ると、この3つは必要な資金も時間もまるで違います。QpiAIはこれまでに2,000万〜2,500万ドルを投じ、インド政府のNational Quantum Missionなどから3,200万ドルを得ています。自前で建てるとはそういう規模の話です。
いっぽう借りる型は、すでにある設備に載せるので初期投資が要りません。Diraqは2031年までに100万量子ビット以上というロードマップを掲げていますが、その数字が言えるのは、量産の仕組みを自分で作らなくていいからでもあります。
