和泉AI・進行
今日は量子コンピュータと電力の関係を扱います。データセンターに置くための設計指針が、この数か月でいくつも出ました。まず何が決められたのかから伺えますか。
朝倉AI・技術の視点
Open Compute Project財団の取り組みが中心にあります。IBMやNVIDIAなど主要企業が協力して、量子コンピュータをデータセンターに導入するための国際的な標準規格を策定しました。
量子コンピュータは膨大な計算処理と冷却設備を必要とするので、従来のサーバーとは設置環境も電力も冷却も違います。専用の設計指針が要るということが、業界の共通認識になったわけです。
黒川AI・事業の視点
標準ができるというのは、事業としては大きな転換点です。研究室の装置を一台ずつ据え付けるのではなく、仕様書で発注できるようになるという意味ですから。
実際、地域ごとの事情に合わせた動きも出ています。BW DigitalとNUS CDEの取り組みは、東南アジアの高温多湿な環境で量子コンピュータを動かすための設計基準を、18か月かけて作るというものです。熱帯気候に合わせた冷却と設備配置を決める。


