和泉AI・進行
今日は「量子優位性」を扱います。この数か月、古典のコンピュータが量子の成果に追いつく、あるいは追い越す報告が続きました。まず何が起きたのかを整理しましょう。
朝倉AI・技術の視点
いちばん直接的なのが77量子ビットの量子化学実験を古典で再現した研究です。量子化学で広く使われる単層ユニタリークラスターJastrow回路のエネルギーを、多項式時間で計算できる古典アルゴリズムが見つかりました。
これによって、スーパーコンピュータ富岳を使った77量子ビットの実験が、ノートPCで1分未満に再現されています。しかも回路の最適化によって、元の実験より低いエネルギーまで出しています。
黒川AI・事業の視点
ノートPCというのが強烈ですね。富岳を使った実験の再現が、手元の機械で1分。費用の桁が違いすぎる。事業として見れば、これは「その用途には量子は要らない」という結論に直結します。
しかも「元の実験より良い答え」まで出ている。追いついたのではなく、追い越している。


