9月10日の米国市場では、量子コンピュータ関連10銘柄すべてが下落し、上昇銘柄はゼロ、平均で-2.32%となりました。前日の9月9日にも10銘柄中多くが大きく値を崩しており、2営業日連続で全面安となった格好です。
この日最も下落幅が大きかったのはArqitで、前日比-4.90%となりました。ただし、この値動きについて当サイトの記事では説明がつきません。
続落の並びを見ると、10銘柄すべてが9日・10日と2日連続で下落しています。9月8日まではQuantinuum、Rigetti、D-Wave、Quantum Computing Inc、IonQ、Arqitなどが軒並みプラス圏で推移しており、中にはD-Waveの+6.57%やArqitの+5.71%、Infleqtionの+6.30%といった大きな上昇も見られました。9日以降の下落は、こうした上昇局面の反動とみられます。ただし戻し方は銘柄によって分かれており、D-WaveとInfleqtionは8日の上げ幅の範囲内にとどまる一方、Arqit(+5.71%に対し2日で-9.11%)、Rigetti(+4.01%に対し-4.13%)、Quantinuum(+1.65%に対し-3.58%)は上げ幅を超えて下げています。
一方で、この日の下落幅が比較的小さかった銘柄にも目を向けると、QuantinuumとRigettiはそれぞれ-0.45%、-0.52%にとどまり、全体が2%を超える平均下落となった中では下げ幅が限られました。Xanaduも-0.77%と、他銘柄に比べれば動きは小幅でした。全面安の日にあってこの3銘柄の下落率が相対的に抑えられている点は、それ自体が一つの特徴と言えます。
全体として、9月9日からの下落基調が10日も続いた形であり、直近数日の値動きの並びを見る限りでは、上昇局面のあとに調整が続いているという流れが読み取れます。この先の方向性については、本記事では言及を控えます。


