Xanadu(ザナドゥ)は、カナダのトロントに本社を置く量子コンピュータ企業です。同社は「フォトニック方式」と呼ばれる、光の粒(光子)を使って計算を行う量子コンピュータの開発に特化しています。フォトニック方式は、量子ビットを光で表現するため、室温で動作しやすく、既存の光ファイバー技術や半導体製造技術と親和性が高いのが特徴です。
Xanaduは、クラウド経由で誰でも量子コンピュータを使えるようにする「PennyLane」というソフトウェアも公開しており、機械学習と量子計算を組み合わせた研究にも力を入れています。同社は2025年1月に、複数の装置をつないで大きくしていける「Aurora」というモジュール式のシステムを発表し、業界内で注目を集めています。
量子コンピュータにはさまざまな実現方式がありますが、Xanaduは光を使うことで、他の方式(超伝導やイオントラップなど)に比べて低コストで大規模化できる可能性があると考えられています。まだ実用化には課題が多いものの、将来の量子コンピュータの主要な選択肢の一つとして、世界中の研究者から期待されています。




