QuEra Computingは、アメリカのスタートアップ企業で、量子コンピュータの開発を専門としています。特に「中性原子」という方式を採用していることで知られています。中性原子とは、電気を帯びていない原子のことで、これをレーザーで捕まえて量子ビットとして利用します。まるでピンセットで小さなビーズをつまむように、原子を一つずつ並べる高度な技術です。
QuEraは2018年に設立されました。ハーバード大学のMikhail Lukin氏やMarkus Greiner氏、MITのVladan Vuletić氏やDirk Englund氏といった研究者が立ち上げた会社で、両大学で長年積み重ねられてきた中性原子の研究を、実際に動く計算機にすることを目指しています。
同社は誤り訂正の分野で注目を集めています。2025年2月には2億3,000万ドルを超える資金調達を完了し、同年7月には、誤りに強い計算に欠かせない「マジックステート蒸留」を実験で初めて示したと発表しました。2026年には、256個の論理量子ビットを備える「Libra」を2028年に実現するという計画も公表しています。
初心者の方には、QuEra Computingは「中性原子方式の量子コンピュータを開発する、注目のベンチャー企業」と覚えておけば十分です。量子コンピュータの実用化に向けて、誤り訂正技術とハードウェアの両方で最先端を走る存在として、今後の動向から目が離せません。




