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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 13:45(日本時間)
%は前日比・グラフは直近10営業日の推移 — 株価とニュースの突き合わせ / 業界の関係図
資金調達・M&A

D-Wave、4億ドルの時価発行増資を完了

要約

量子コンピュータ企業D-Waveは、株式売却により4億ドルの資金調達を完了し、現金残高が約8億1,500万ドルに増加しました。今回の株価は1月の前回調達時の2倍以上となり、調達資金は企業買収や事業拡大に使われる予定です。同社は最適化や人工知能分野での量子コンピュータ活用を進めています。

D-Wave Quantum Inc.(NYSE: QBTS)は、以前に開示した「市場内」(ATM)株式募集プログラムを通じて、普通株式の総額4億ドルの売却を完了しました。ATMプログラムは6月11日に開始され、6月27日に終了し、1株あたりの平均価格は15.18ドルでした。この完了により、D-Waveの現在の現金残高は約8億1,500万ドルに増加しました。

今回の募集における1株あたりの平均価格15.18ドルは、今年1月に完了した直近の1億5,000万ドルのATMプログラムにおける1株あたりの平均価格6.10ドルと比較してプレミアムとなっています。D-Waveは、アニーリング型とゲートモデル型の両方の量子コンピューティングシステム、ソフトウェア、サービスを開発・提供する商用量子コンピュータのサプライヤーとして事業を展開しています。

D-Waveは、この資金調達による収益を主に戦略的買収と、追加運転資金や設備投資を含む一般的な企業目的に充当する予定です。この大規模な現金残高により、最適化、人工知能、研究にわたるユースケースにおける取り組みを進め、商用量子コンピューティングアプリケーションの拡大を支援するプログラムへの投資が可能になると期待されています。

背景

記事では「市場内(ATM)株式募集プログラム」という資金調達手法が登場します。これは、企業が市場で取引されている自社の株式を、必要に応じて段階的に発行して資金を集める仕組みです。事前に発行枠を設定しておき、株価が上昇するなど有利なタイミングで株式を売却することで、効率的に資金調達を行うことができます。

また、「アニーリング型」と「ゲートモデル型」という2つの量子コンピュータの方式が言及されています。アニーリング型は、複雑な最適化問題(例えば、配送ルートの最短距離を見つけるなど)を解くことに特化した方式です。一方、ゲートモデル型は、古典的なコンピュータの論理回路のように、量子ビットに対する操作を順序立てて実行し、汎用的な計算を行う方式です。D-Waveはこの両方の技術を扱っている点が特徴です。

さらに、「最適化」という用語も使われています。これは、与えられた条件の中で、最も良い結果や効率の良い解決策を見つけるプロセスを指します。量子コンピュータは、従来のコンピュータでは処理が困難な巨大な組み合わせの最適化問題を、高速に解く能力を持つと期待されています。

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2025年7月1日

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