9月17日の米国市場では、量子コンピュータ関連10銘柄のうち8銘柄が上昇し、2銘柄が下落しました。平均では+4.38%となり、全体としては上昇基調の一日でした。
大きく動いた銘柄として、IonQは前日比+9.50%の上昇となりました。同社は9月16日付で、ORNL、NVIDIA、UTノックスビルと共同でAI駆動の生成量子回路合成を前進させる取り組みを発表しており、このニュースが材料視されたとみられます。D-Waveは+8.73%と続き、Rigettiは+8.11%、Infleqtionは+7.94%と、いずれも5%を超える上昇となりました。これらの銘柄は特に個別のニュースというよりも、業界全体が同じ向きに動いた日だったと見られます。Quantum Computing Incは+5.50%で、同社はHamad Bin Khalifa Universityと中東でのQPU導入に関する3年間のフレームワーク契約を締結したことを発表しています。Quantinuumも+4.79%と上昇し、イオントラップ量子コンピュータによる大規模NMRシミュレーションの実証に関するニュースが出ています。
前日までの値動きと比較すると、IonQ、D-Wave、Rigettiは反発し、いずれも前日の下げ幅をすべて取り戻しました。Xanaduも反発しましたが、戻したのは前日の下げ幅の55%です。Infleqtion、Quantum Computing Inc、Quantinuum、Arqitは続伸で、2日続けての上昇です。一方、Horizon Quantumは前日+2.73%から-0.37%と反落しました。IQMは前日+0.21%から-5.25%と下落し、前日の上げ幅をすべて失いました。
目立たなかった銘柄としては、Horizon Quantumがわずかに下落したものの、ほぼ横ばいでした。IQMは唯一の大きな下落で、同社はTOYO Corporationが2台目のオンプレミスIQMシステムを取得し、日本エコシステム向けデュアルQPUテストベッドを開設したというニュースが出ていますが、株価は下落しました。
この日の動きは、業界全体が上向きに動いた日であり、特に5銘柄が5%以上の上昇を見せました。個別のニュースが材料となった銘柄もあれば、業界全体の流れに乗った銘柄もあると見られます。ただし、IQMのようにニュースが出たにもかかわらず下落した銘柄もあり、今後の動向が注目されます。


