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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 13:30(日本時間)
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Photo: Arseny Togulev / Unsplash

AI

Anthropic、Claude Opus 5.5を公開——単価を2割下げ出力は3割速く、GPT-6 Astraが上回る評価も

要約

Anthropicが2026年9月22日、Claude Opus 5.5を公開しました。単価は入力$4・出力$20とOpus 5より20%下がり、出力は30%以上速いとしています。自社の評価ではコーディングで大きく伸びた一方、業務の自動化と研究作業ではGPT-6 Astraが上回り、点数は特に断りがない限り effort を最大にして測ったものです。

Anthropicが2026年9月22日、Claude Opus 5.5 を公開しました。新しい Claude 5.5 ファミリーの最初のモデルで、API のモデルIDは claude-opus-5-5 です。同社は、前のモデルの Opus 5 に比べて「既定の設定で40%安く」「出力が30%以上速い」としています。

料金と仕様

料金は100万トークンあたりの値です。

Opus 5.5Opus 5
入力$4$5
出力$20$25
キャッシュの読み出し$0.20$0.50
キャッシュの書き込み$5$6.25
公開日2026年9月22日
コンテキストの長さ100万トークン
1回の出力の上限12万8,000トークン
知識の範囲2026年6月まで
思考(thinking)常に有効。オフにはできない
effort の既定値medium
提供先Claude Platform(API)、AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、claude.ai の Pro・Max・Team・Enterprise プラン
提供終了の約束2027年9月22日より前には終えない

トークンあたりの単価は、入力・出力とも Opus 5 より20%下がりました。発表の「40%安い」は単価の話ではなく、同社のテストで「同じ作業にかかる費用が、既定の設定で40%少なくなった」という意味です。単価の値下げに、少ないトークンで答えられるようになった分が上乗せされた数字です。

このほか、最大2.5倍速く出力する Fast mode が Claude Code と Claude Platform で使え、料金は入力 $8・出力 $40 です。claude.ai では、Pro・Max・Team と席単位の Enterprise プランで、5時間あたりの利用上限を引き上げるとしています。

公表されている評価

以下の数字は、すべて Anthropic 自身が測ったものです。

評価Opus 5.5Fable 5.1Opus 5GPT-6 AstraGPT-5.6 Sol
Terminal-Bench 4.0(エージェントのコーディング)66.4%55.8%52.3%57.9%37.3%
FrontierCode v1.1(同)54.4%50.3%48.0%53.3%47.5%
CursorBench 4.0(同)57.8%51.8%46.6%—41.7%
GDPval-AA v2.1(知的作業、Elo)18461735170815421588
AutomationBench(業務の自動化)40.0%31.4%26.9%41.4%28.8%
Humanity's Last Exam(道具あり)67.7%65.6%63.6%57.2%—
Terminal-Bench-Science 0.1(研究作業)58.7%52.6%29.0%64.6%22.4%
OSWorld 2.0(コンピュータ操作、部分点)81.8%80.7%74.0%——
Chartography(図表の読み取り、道具あり)89.0%88.4%83.4%——

読みどころ

前のモデルからの伸びが大きいのは、コーディングと研究作業です。 Terminal-Bench 4.0 は Opus 5 の52.3%から66.4%へ、Terminal-Bench-Science は29.0%から58.7%へ上がりました。同社で最も高性能な位置づけの Fable 5.1 も、表のすべての項目で上回っています。

他社モデルとの比較は、項目によって勝ち負けが分かれます。 OpenAI の GPT-6 Astra は、AutomationBench(41.4%)と Terminal-Bench-Science(64.6%)で Opus 5.5 を上回っています。

測った条件にも注意が要ります。 発表の脚注によると、Opus 5.5 の結果は、特に断りがない限り、思考の度合い(effort)を最大の max にして測ったものです。既定の設定(medium)で使ったときの点数とは異なります。

安全性についての記述

発表には、評価と安全性についての注記がいくつか付いています。

  • 評価は、実際に提供するときと同じ安全対策を入れた状態で行いました。安全対策が働いた場合、サイバーセキュリティの課題は Claude Opus 4.8 が代わりに解いた、と表の脚注にあります
  • 生物学の分野では Fable 5.1 と同じ安全対策をかけています。研究開発でこれが妨げになる利用者向けに、「Life Sciences Verification Program」への申請の窓口を設けました。サイバーセキュリティの分野でも、既存の「Cyber Verification Program」を近く Opus 5.5 に広げるとしています
  • 蒸留(他社が出力を学習に使うこと)を防ぐ仕組みとして、「preserved thinking」を入れた状態で公開しました
  • 同社は、Opus 5.5 が「自分は評価されているのではないか」と疑う様子がたびたび見られ、それが安全性の評価を難しくしている、と書いています

どう見るか

値下げ(単価で20%)と速さの改善がはっきりしていて、コーディングでは Opus 5 から大きく伸びた、というのが公表内容の要点です。

一方で、評価はすべて同社自身の測定で、Opus 5.5 の点数は特に断りがない限り effort を最大にしたものです。GPT-6 Astra が上回る項目もあります。どちらを使うかは、自分の作業と費用の条件で試して決めることになります。

発表は Anthropic の Claude Opus 5.5 のページ、仕様は Claude のドキュメント(モデルの一覧)にあります(2026年9月27日確認)。

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