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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 14:15(日本時間)
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資金調達・M&A

Maybell Quantum、次世代量子インフラの市場展開を加速するため、アディション主導の4000万ドルのシリーズBを調達

要約

量子コンピュータの基盤となる極低温・RF系システムを開発するMaybell Quantumが、4000万ドルの資金調達を発表しました。この資金により、量子ビット数の増加やエラー率低下に対応した冷凍機や配線システムの製造拡大と、世界各地での展開が加速されます。創薬や材料設計など実用化に向け、信頼性の高いインフラ提供を目指しています。

量子インフラ企業のMaybell Quantumは、Additionが主導する4000万ドルのシリーズB資金調達を発表しました。この投資により、量子コンピューティングの基礎部品となる同社の極低温・RF系システムの商業化が加速されます。同社は、量子システムが研究から実際の導入へと移行する「変曲点」にあると見ており、この資金により新システムへの投資、製造規模の拡大、グローバルパートナーシップの拡大が可能になります。

Maybellの製品プラットフォームは、希釈冷凍機や統合配線ソリューションを含み、より多くの量子ビット数と低エラー率をサポートするように設計されています。同社は、量子システムの導入段階において、安定的で信頼性が高く、拡張可能なインフラストラクチャーの提供を目指しています。AdditionのパートナーであるTodd Arfmanは、Maybellがエコシステムが依存する基盤インフラを提供することで、量子コンピューティングの課題に取り組んでいると述べています。

新規資金により、Maybellは北米、欧州、中東、アジアでの展開を加速させることが可能になります。この投資は、量子チームが大規模な導入に必要とする信頼性の高い、使いやすいシステムを提供することを目的としています。Maybellの技術は、創薬、材料設計、プロセス最適化、セキュアな通信などの潜在的なアプリケーションをサポートします。

背景

記事では「極低温・RF系システム」や「希釈冷凍機」といった用語が登場します。量子コンピュータの量子ビットは非常に繊細な状態にあり、外部の熱や電磁波の影響を受けると計算エラーが発生しやすくなります。そのため、量子プロセッサを絶対零度に近い極低温環境で冷却する必要があります。

「極低温システム」は、この超低温環境を維持するための装置です。「RF系」はラジオ波(Radio Frequency)の略で、量子ビットの制御や読み出しに用いられる高周波信号の送受信を担う技術です。また、「希釈冷凍機」は、極低温を実現するための具体的な冷却装置の一種です。これらは、量子ビットの数を増やし、エラー率を下げるために不可欠な基盤インフラとなります。

関連する記事としてMaybell Quantumが分散型極低温プラットフォーム「ColdCloud®」を発表、量子コンピュータ業界に吹く「シリーズB」の風:実用化に向けた大型調達ラッシュの背景、2025年9月 量子コンピューティング業界月間レポート:大型資金調達ラッシュと実用化への加速もあわせてご覧ください。

2025年9月3日

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