パラグアイ最大の銀行であるウエノ銀行は、220万人以上の顧客のデジタル業務とデジタル署名文書を保護するため、耐量子暗号化セキュリティへの移行を発表しました。同行はSignQuantumのソリューションを導入し、これはQANplatformの耐量子ブロックチェーン技術を活用しています。この導入はSignQuantumのラテンアメリカ独占販売代理店であるITTIによってサポートされています。
このソリューションは、デジタル署名文書の完全性と信頼性を確保する耐量子ソフトウェアアドオンです。耐量子デジタル署名を使用し、文書のハッシュをQANplatformのブロックチェーンに安全にアップロードして、タイムスタンプの不変の証明を提供します。これは、将来の量子コンピュータによって実行される可能性のある「タイムトラベル」攻撃による機密データの改ざんから保護することを目的としています。
この導入は、金融セクターにおける内部業務と顧客データを保護するための耐量子技術採用の一歩として位置づけられています。ウエノ銀行のフアン・マヌエル・グスタレ頭取は、この技術の採用が将来のリスクを軽減し、顧客との信頼関係を構築すると述べました。ITTIのルイス・アングロ副社長は、この成功した導入が、ITTIがこの技術へのアクセス拡大に取り組んでいるラテンアメリカの他の金融・技術セクターへの重要な信号になると述べました。
背景
耐量子暗号化は、将来の量子コンピュータが登場しても解読されないよう設計されたセキュリティ技術です。従来の暗号方式では量子コンピュータの計算能力によって破られるリスクがありますが、この技術はその脅威に耐えうるものです。また、耐量子ブロックチェーンは、この暗号技術を活用した分散型台帳システムです。通常、ブロックチェーンは改ざんが極めて困難ですが、耐量子化により将来の攻撃からもデータの信頼性を保ちます。さらに、耐量子デジタル署名は、文書が送信者によって作成されたこと、および送信後に改ざんされていないことを証明する仕組みです。ハッシュ値をブロックチェーンに記録することで、タイムスタンプの不変性を確保し、過去のデータが後から改ざんされる「タイムトラベル」攻撃から保護します。これにより、金融機関における顧客データや内部業務の完全性と信頼性を維持することが可能になります。
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2025年9月15日




