Single QuantumとQunnectは、CERNの量子技術イニシアチブ(QTI)と協力して、新しい量子ネットワーキング研究所を立ち上げることを発表しました。この提携には、Single Quantumの超伝導ナノワイヤ単一光子検出器とQunnectのラックマウント型量子もつれ光源を導入し、同期したもつれ分配と共伝搬テストを行うことが含まれています。
最近QTIの枠組みで設立されたCERN研究所は、Single QuantumとQunnectのハードウェアを使用して実験を行います。CERNの研究者たちは、離れたノード間でサブナノ秒の同期を実現するWhite Rabbit時間同期技術も活用しています。これにより、研究者たちは単一の環境内で古典的信号と量子信号の両方をプログラムすることが可能になります。この提携はCERNのQTIの中核的活動です。
この協力は、White Rabbit技術の発祥の地での量子ネットワーキングを進展させ、量子インターネットのための共有インフラの開発を支援することを目的としています。QTIのパートナーシップ調整担当のアマンダ・ディエス・フェルナンデスは、この研究所が分野横断的な協力を通じて量子研究を加速させるための開かれた中立的なプラットフォームであると述べています。この提携は、学術界と産業界をまたぐ分野横断的な協力の一例です。
背景
本記事で言及されている技術用語のうち、いくつかの仕組みについて解説します。
まず「超伝導ナノワイヤ単一光子検出器」は、非常に細い超伝導体の線を用いて、光を構成する最小単位である光子を1つずつ検出する装置です。量子通信では情報の伝達に光子が用いられるため、この高精度な検出は不可欠な要素となります。
次に「量子もつれ光源」は、2つ以上の光子が量子もつれという特殊な状態になるように生成する装置です。もつれた光子は、距離が離れていても互いの状態が連動する性質を持っており、量子ネットワークにおける情報伝達の基盤となります。
最後に「White Rabbit」は、離れたノード間で極めて高精度な時間同期を実現する技術です。サブナノ秒という極めて短い時間単位で同期を行うことで、古典的な信号と量子信号の両方を同じ環境内で正確に制御・プログラムすることを可能にします。これにより、実験の再現性と精度が大幅に向上します。
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2025年9月24日




