BTQ Technologies Corp. (Nasdaq: BTQ)はケンブリッジ大学との量子光デバイス研究資金提供に関する提携を発表しました。この提携は、量子コンピューティングと量子セキュア通信の将来にとって重要な技術である新しい量子光デバイスを開発するための逆設計アプローチの実装に焦点を当てています。
この研究プロジェクトは、高度な計算設計技術を活用して量子光デバイスを作成し、チップの内外での量子光の集光を最大化するためにデバイス形状を最適化することを目指しています。これには、従来の設計を大幅に上回る性能を発揮する可能性のあるデバイス形状を発見するための高度な逆設計手法の実装が含まれます。この結果として生まれる集積量子光コンポーネントは、量子情報処理と安全な量子通信への応用が期待されています。
BTQ TechnologiesのCEOであるオリビエ・ルーシー・ニュートンは、この研究が量子時代を定義する技術の最前線にBTQを位置づけることを意図していると述べました。ケンブリッジ大学准教授のルカ・サピエンザ博士は、この提携により、基礎的な量子科学を、グローバルなデジタルインフラを保護し強化できる実用的な技術へと変換する能力が加速されると述べました。
背景
量子光デバイスとは、光の粒子である光子を用いて情報を処理する装置です。従来の電子デバイスと異なり、光の性質を利用して高速かつ低消費電力でのデータ処理が可能とされます。特に量子コンピューティングや量子セキュア通信において、光子の量子状態を制御するための基盤技術として重要です。
逆設計とは、従来の「部品を組み合わせて全体を作る」という順方向の設計とは対照的に、求める性能や機能から最適な形状や構造を計算機によって導き出す手法です。人間が直感で設計するのではなく、アルゴリズムを用いて無数の形状パターンを検証し、目標とする性能(ここでは量子光の集光最大化)を達成する形状を自動探索します。これにより、従来手法では発見が困難な複雑かつ高性能なデバイス形状の実現が期待されます。
量子光の集光とは、光を狭い領域に集中させる現象です。量子光デバイスにおいて、光子を効率的に伝送・処理するためには、光損失を最小限に抑え、必要な箇所へ光を正確に導くことが不可欠です。集光を最大化することで、デバイス全体の性能向上と、量子情報処理や安全な通信における信頼性の向上につながります。
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2025年10月12日




