8月24日の米国市場では、量子コンピュータ関連10銘柄すべてが下落しました。上昇銘柄はゼロ、下落銘柄が10、平均でマイナス6.65%という結果になり、業界全体が同じ方向に動いた一日となりました。実際に10銘柄のうち7銘柄が5%以上の下落となっています。
下落幅が最も大きかったのはRigettiで、終値16.37ドル、前日比-8.60%でした。この銘柄については業界全体が同じ向きに動いた日の一角としての値動きです。続いてIonQが終値41.06ドル、前日比-8.47%となりました。IonQについては、子会社Skyloomに関するIonQ子会社のSkyloom、SDAコンステレーションを支援する軌道上光通信端末84基に到達というニュースがありました。D-Waveは終値18.68ドル、前日比-8.39%、Quantinuumは終値52.07ドル、前日比-8.00%で、いずれも業界全体が同じ向きに動いた日の値動きに含まれます。Infleqtionは終値13.05ドル、前日比-7.58%となり、こちらは日本、初のフルスタック中性原子量子コンピュータ「春海」を稼働開始というニュースが関係しています。
前日までの並びを見ると、10銘柄すべてが前日8月21日の大幅上昇からの反落となっています。戻し方には差があり、IonQとArqit、Quantinuumは前日の上昇幅を上回る下落となり、前日の値幅をすべて失う形になりました。D-Waveは前日の+8.46%に対して-8.39%となり、前日の値幅の99%を戻しています。Rigettiは75%、Quantum Computing Incは80%、Xanaduは55%、Infleqtionは61%を、それぞれ前日の値幅から戻す形となりました。
一方、目立たなかった銘柄としてはHorizon QuantumとIQMが挙げられます。Horizon Quantumは終値19.44ドル、前日比-2.46%で、10銘柄の中では最も下落幅が小さく、前日の+14.54%という大きな上昇に対しては限定的な反落にとどまりました。IQMも終値10.44ドル、前日比-6.03%で、前日の+14.77%という上昇に比べれば下落幅は抑えられています。
この日の値動きは、前日8月21日に業界全体で見られた大きな上昇の反動とみられます。10銘柄のうち多くが前日の上昇幅の大半、あるいはそれ以上を失う形となっており、前日までの上げ幅と当日の下げ幅を並べて見ることで、値動きの位置づけを捉えることができます。

