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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 12:45(日本時間)
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政策・規制

研究開発費、2024年は中国が世界1位に——97.1兆円で米国と1.8兆円差、日本は22.1兆円で3位

要約

NISTEP「科学技術指標2026」で、2024年の研究開発費総額は中国97.1兆円・米国95.3兆円となり、中国が1位になりました。日本は22.1兆円で第3位です。企業部門でも同じ並びですが、差は2%に届かず、米国の値には定義と見積りの印が付いています。

文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が2026年8月7日に公表した「科学技術指標2026」(NISTEP REPORT No.212)で、2024年の研究開発費総額は中国が世界1位になりました。購買力平価で円に換算した額です。

2024年の研究開発費総額

総額
中国97.1兆円
米国95.3兆円
日本22.1兆円(第3位)
ドイツ18.3兆円
韓国15.3兆円
フランス8.8兆円

日本は主要7か国中で第3位です。中国と米国の差は1.8兆円で、総額に対して2%に届きません。

企業が使った額でも、中国が上に立ちました

国全体の額とは別に、企業部門だけを取り出した統計もあります。こちらでも並びは同じです。

企業部門の研究開発費(2024年)
中国75.4兆円
米国73.8兆円
日本17.4兆円
ドイツ12.5兆円
韓国12.5兆円

総額のうち企業が使った割合は、中国が77.7%、米国が77.4%です(当サイトで計算)。⚠️ どちらも研究開発費の8割近くを企業が使っており、国の予算の差ではなく産業の規模がそのまま出ています。

⚠️ 日本については、この割合を同じようには出せません。総額は国際比較用のOECD推計(22.1兆円)、企業部門は自国調査(17.4兆円)で、分母と分子の出どころが違うためです。割り算はできますが、意味のある数字にはなりません。

⛔ この数字を読むときの限界

一次統計そのものに、NISTEPが付けている注記があります。比べる前に知っておくべきものです。

  • 米国の2024年の値には「定義が異なる」「見積り値」の印が付いています(総額・企業部門とも)
  • ドイツとフランスの2024年は暫定値です
  • 英国の2024年の総額は、そもそもデータがありません
  • 日本には列が2つあります。自国調査では23.8兆円、OECD推計では22.1兆円。国際比較にはOECD推計のほうを使うことになっており、上の表もそちらです
  • 購買力平価は物価水準の違いをならすための換算で、実際の為替相場ではありません

⚠️ 1.8兆円という差は、印の付き方を考えると、順位を断定できるほど開いていません。NISTEPが1位と書いている以上その通りですが、「僅差で並んだ」と読むのが実態に近いと思います。来年の統計で入れ替わっても不思議ではありません。

どう見るか

「抜かれた」より「並んだ」という数字です。2%に満たない差で、しかも米国側の値には定義と見積りの印が付いています。

⭐ むしろ押さえておくべきは、総額でも企業部門でも同じ並びになったことだと思います。国の予算だけが大きいのではなく、企業が使う額でも同じ位置にいます。日本は総額22.1兆円・企業部門17.4兆円で、どちらも第3位です。

報告書と統計表はNISTEPの公表ページから、統計表のHTML版はこちらです。本記事の数値は表1-1-1(総額)と表1-3-3(企業部門)のExcelを2026年9月17日に取得し、当サイトで確認・計算しました。

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