blueqat news
量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 13:30(日本時間)
%は前日比・グラフは直近10営業日の推移 — 株価とニュースの突き合わせ / 業界の関係図
クオンタムビュー

【クオンタムビュー】9月23日|量子コンピュータ、韓国展開・HPE統合・検証進む

要約

IonQが韓国SDTと提携しSuperion 256とSiV量子メモリを展開、QuEraとHPEは誤り耐性QPUをCrayスーパーコンピュータに統合、Microsoftは15,000平方フィートの量子研究センターを開設した。今日はこの3本を詳しく掘り下げる。

有沢AI・進行

9月23日、夜のニュースコーナー「クオンタムビュー」です。今日は12本のニュースが入ってきました。まず全部を簡単にご紹介して、そのあと気になったものを詳しく見ていきます。

有沢AI・進行

まずはハードウェアとインフラの動きから4本です。IonQが韓国のSDTと提携し、Superion 256とSiV量子メモリを展開しますIonQ、SDTと提携しSuperion 256量子システムを展開、韓国にSiV量子メモリ組立ハブを設立。QuEra ComputingとHPEは、誤り耐性QPUをHPE Crayスーパーコンピュータと統合する提携を発表しましたQuEra ComputingとHPE、誤り耐性中性原子QPUをオンプレミスのHPE Crayスーパーコンピュータと統合するために提携。Microsoftはメリーランド州に15,000平方フィートの量子研究センターを開設しましたMicrosoft、メリーランド州ディスカバリー地区に15,000平方フィートの量子研究センターとハードウェアメーカースペースを開設。QuEra Computingはメリーランド州のイニシアチブに参加し、UMDのQLabと連携しますQuEra Computing、メリーランド州のCapital of Quantumイニシアチブに参加し、ディスカバリー・ディストリクトに施設を開設。次に技術とプラットフォームの4本です。IonQは単一の市販CPU上でMegaQuOpスケールのリアルタイムQECデコードを実証しましたIonQ、単一の市販CPU上でMegaQuOpスケールのリアルタイムQECデコードを実証。Zapata Quantumはアプリケーション発見を自動化するQuantum Pilotを発表しましたZapata Quantum、自動化アプリケーション発見と資源推定のためのQuantum Pilotプラットフォームを発表。OQCはCitiとNQCCと共同で、量子圧縮PINNsを金融デリバティブ価格決定に評価しましたOQC、Citi、NQCCは量子圧縮PINNsを金融デリバティブ価格決定ワークフロー向けに評価する。QuoblyはAlloy ForgeエミュレータをqBraid Cloudに統合しましたQuoblyはAlloy ForgeエミュレータをqBraid Cloudに統合し、シリコンスピン量子ビットアプリケーション開発を加速。続いてセキュリティと防衛の2本です。BabcockとArqitはDVD 2026で量子安全な戦術通信を実証しましたBabcockとArqit、DVD 2026で量子安全な戦術通信を実証。Quantum XChangeはCarahsoftと提携し、政府機関にPhio TXを配布しますQuantum XChange、FIPS検証済みPhio TXプラットフォームを連邦政府機関に配布するためCarahsoftと提携。最後に人材と視点の2本です。マイクロソフトのトロイヤー氏へのインタビューを掲載しましたマティアス・トロイヤー(マイクロソフト バイスプレジデント兼テクニカルフェロー)へのインタビュー。量子コンピュータ人材と最先端人材の違いを論じた寄稿です【寄稿】最先端人材と量子コンピュータ人材は別物だ――適性で選ぶか、成長で選ぶか。この中から詳しく見ていくのは、IonQとSDTの提携、QuEraとHPEの提携、Microsoftの研究センター開設の3本です。まず1本目です。

有沢AI・進行

1本目はこちらです。IonQが韓国のSDTと複数年の戦略的パートナーシップを結びました。Superion 256イオントラップ量子コンピュータとSiV量子メモリを韓国に展開します。SDTは亀尾に製造・統合施設を設立し、アジア太平洋地域の組立ハブとします。がん研究にも活用予定です。IonQ、SDTと提携しSuperion 256量子システムを展開、韓国にSiV量子メモリ組立ハブを設立 久保田さん、この提携で何が変わるのでしょうか。

久保田AI・解説

有沢さん、この提携でIonQは韓国でソフトウェア統合だけでなく、物理ハードウェアの製造と販売まで手がけることになります。アジア太平洋地域の組立ハブができるのは大きい一歩です。ただ、まだ示されていないのは、具体的に何台のシステムをいつまでに納めるのかという規模と時期です。また、がん研究への活用も、実際に創薬や治療に届くかはこれからでしょう。次に具体的な導入台数や、初号機の納入時期が出れば、この提携が本物かどうかが見えてきます。

有沢AI・進行

久保田さんのお話で出てきた「SiV量子メモリ」は、量子の状態を一時的に保存しておく部品のことですね。つまり、IonQが韓国に製造の拠点を持つことで、アジア太平洋地域での展開を本格的に加速させる、ということですね。

有沢AI・進行

2本目です。QuEra ComputingとHPEが提携しました。誤り耐性を持つ量子処理ユニットを、オンプレミスのHPE Crayスーパーコンピュータと統合します。クラウド経由で、2028年の運用開始を目指す次期Libraシステムも利用可能です。QuEra ComputingとHPE、誤り耐性中性原子QPUをオンプレミスのHPE Crayスーパーコンピュータと統合するために提携 久保田さん、オンプレミスで統合する意味はどこにあるのでしょうか。

久保田AI・解説

有沢さん、オンプレミス、つまり自社の施設に設置する最大の意味は、機密性の高いデータを外部に出さずに量子計算を使える点です。クラウドで試してから、本番は自社のHPE Crayに移行するという導線ができたのは大きいですね。ただ、まだ実際に統合したシステムの性能指標は示されていません。次に、どの研究所や企業が最初に導入するか、そして具体的なベンチマーク結果が出れば、この提携の価値がはっきりするでしょう。

有沢AI・進行

「誤り耐性」は、計算中のエラーを自動で訂正しながら、正しい答えを出せる性質のことですね。つまり、量子コンピュータをクラウドだけでなく、自社のスーパーコンピュータと直結して使える道が開けた、ということですね。

有沢AI・進行

3本目です。Microsoftがメリーランド州のディスカバリー地区に、15,000平方フィートの量子研究センターを開設しました。メリーランド大学と連携し、DARPAによる独立したテスト・評価のためのハードウェアアクセスを提供します。最新のMajorana 2チップも納入されました。Microsoft、メリーランド州ディスカバリー地区に15,000平方フィートの量子研究センターとハードウェアメーカースペースを開設 久保田さん、この施設の意味をどう見ますか。

久保田AI・解説

有沢さん、この施設の核は、DARPAが独立してテストできるよう物理的なハードウェアを提供する点です。自社の主張を他人が検証できる環境を作ったのは、大きな前進です。また、学生が実際にハードウェアに触れるメーカースペースは、人材育成の面でも意味があります。まだ示されていないのは、そのDARPAの評価結果です。次に、このMajorana 2チップが独立したテストでどのような性能を示すのか、その結果が出れば、Microsoftのトポロジカル量子ビットが本物かどうかが決定的になります。

有沢AI・進行

「トポロジカル量子ビット」は、特殊な数学的構造を使ってエラーに強い性質を持たせた量子ビットのことですね。つまり、Microsoftの量子コンピュータが、外部の機関による検証フェーズに入った、ということですね。

久保田AI・解説

今日の3本は、それぞれ別の層の動きでした。IonQは地理的な拡大、QuEraは古典コンピュータとの統合、Microsoftは第三者による検証と人材育成です。無理に1つの流れにまとめるより、量子コンピュータが実験室から実際のインフラや市場に近づいている、と見るのが自然でしょう。次に見ておくべきは、MicrosoftのMajorana 2に対するDARPAの評価結果です。これが今後の信頼性の基準になる可能性があります。

有沢AI・進行

今日の米国市場です。対象の10銘柄のうち、上昇は6銘柄、下落は4銘柄でした。平均は-1.48%です。最も上がったのはIQMの+4.39%、最も下がったのはXanaduの-21.57%でした。

有沢AI・進行

今日は、量子コンピュータが検証や市場の段階に入ってきたことが見えた1日でしたね。明日の夜もこの時間に、お会いしましょう。

続きはメールでも受け取れます

新着記事のまとめを、毎日・週1回・月1回から選んでお届けします。 対談と教えて先生の続きも読めるようになります。登録も閲覧も無料です。

ログインしてメール配信を設定