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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 11:45(日本時間)
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半導体

NVIDIA、ローカルAI向け「DGX Spark」64GB版を発表——2台クラスタで最大2000億パラメータ対応

要約

NVIDIAは10月2日、ローカルAI実行向けのパーソナルAIスーパーコンピュータ「DGX Spark」の64GB統合メモリ版を発表しました。Acer、ASUS、Dell、Gigabyte、HP、MSIから10月23日に提供開始され、価格は4,999ドルからです。NVIDIAによると、単体で最大1000億パラメータのモデルを実行でき、2台をクラスタ接続するとメモリが128GBに統合され、最大2000億パラメータに対応します。

NVIDIAは10月2日、ローカルAI実行向けのパーソナルAIスーパーコンピュータ「DGX Spark」の新構成として、64GB統合メモリ版を発表しました。Acer、ASUS、Dell、Gigabyte、HP、MSIの各メーカーから10月23日に提供開始され、価格は4,999ドルからとなります。

64GB構成の概要

DGX Sparkは、NVIDIAのGrace Blackwellコンピュート、統合メモリ、ConnectX-7ネットワーク、CUDAアクセラレーション対応のAIソフトウェアスタックを1つのシステムに統合した製品です。エージェント開発、推論、ファインチューニング、データサイエンス、エッジ開発向けのローカルAIプラットフォームとして位置づけられています。

新たな64GB構成は、128GBモデルと同じGB10 Grace Blackwellスーパーチップ、DGX OS、NVIDIA AIソフトウェアスタックを搭載します。単体で最大1000億パラメータのモデルと、それに基づくエージェントアプリケーションをデバイス上で実行できます。64GB版は手頃な価格帯に保たれているとNVIDIAは説明しています。

出荷時点でNVIDIA Agent Toolkit、CUDA-X AIライブラリ、Nemotronオープンモデル、Ollama、vLLM、PyTorch with CUDAなどのランタイムに対応しており、電源投入からモデル実行まで数分で完了するとしています。また、Blenderは同プラットフォームをサポートする最初の主要クリエイターアプリケーションプロバイダーのうちの1つであり、近日中にプリビルドのダウンロード版インストーラが提供される予定です。

クラスタ接続によるスケールアップ

DGX Sparkには標準でNVIDIA ConnectX-7 NICが搭載されています。2台をQSFPケーブルで直接接続すると、メモリが合計128GBに統合され、最大2000億パラメータのモデルに対応します。メモリ帯域幅は2倍、性能は最大1.7倍になるとNVIDIAは説明しています。

このクラスタ構成は「NVIDIA Sync」アプリのクラスタアシスタント機能(NVIDIA Sync Cluster Assistant)が設定します。接続されたユニットを自動検出し、デバイス構成の検証、ConnectX-7ネットワークの設定を実行します。各ノードは同じNVIDIAソフトウェアスタックを実行するため、1台から2台にスケールしても再設定は不要とされます。

NVIDIAの測定では、Qwen3.8 27Bモデルを使用したテストで、2台の64GBシステムをクラスタ接続した場合、単体システムと比較して最大1.7倍の性能を達成したということです。

また、10月末には「NVIDIA Sync Model Launcher」が提供される予定です。Qwen3.8 27Bを単一のDGX Sparkまたはクラスタ上でダウンロード・起動でき、NVIDIA Syncがモデルを接続されたデバイス間で実行するよう設定します。ユーザーのノートPCからアクセスでき、ランチャーがOpenCodeをこのモデル向けに設定するため、ブラウザ上でコーディングを始められるとしています。

想定されるユースケース

NVIDIAは、64GB構成で可能になるワークフローの例として、以下の3つを挙げています。

  • AIエージェントの常時稼働: コードレビュー、文書分析、多段階タスクを実行するエージェントをDGX Spark上で継続的に稼働させます。クラスタ構成では、より大きなモデル、長いコンテキストウィンドウ、複数エージェントの同時実行に対応します。
  • 日常PC上のAIアプリのバックエンド: DGX Spark上で言語モデルや画像生成モデルを実行し、ノートPCやデスクトップ上のエージェントアプリやクリエイティブアプリから利用します。DGX Sparkが推論処理を担当するため、PCのリソースを他の作業に使えます。
  • ワークロード増加時のスケール: 単一ユニットのメモリを超えるモデルや長いコンテキスト、同時リクエストが発生した場合、2台の64GBシステムを200GbEファブリック経由で接続し、メモリを128GBに統合します。ソフトウェア環境の再設定なしで同じワークフローを2台に拡張できます。

どう見るか

今回の発表では、64GB版DGX Sparkの提供時期(10月23日)、価格(4,999ドルから)、対応モデルサイズ(最大1000億パラメータ)、クラスタ接続時の性能(最大1.7倍)が公表されました。このうち性能の数値は、NVIDIAがQwen3.8 27Bで測ったものです。

一方で、公表されていない点もあります。128GBモデルの価格は資料に記載がありません。Blender向けインストーラの具体的な提供日は「近日中」とされ、NVIDIA Sync Model Launcherは「10月末」という時期のみで、正確な日付は示されていません。また、性能向上率はNVIDIA自身の測定結果であり、第三者のベンチマーク結果は公表されていません。さらに、64GB版の消費電力や冷却要件、128GB版との物理的な寸法の違いなども資料からは不明です。

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