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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 14:15(日本時間)
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H2システムで、Quantinuumが新たな量子ボリューム記録を達成

要約

量子コンピュータ企業Quantinuumが、自社のH2システムで量子ボリューム838万超を達成し、業界最高記録を更新しました。量子ボリュームは量子ビット数やエラー率など複数の性能指標を統合した値で、量子コンピュータの総合的な計算能力を示します。同社は5年間で性能を毎年10倍にする目標を達成し、次世代システムでさらなる性能向上を目指しています。

Quantinuumは、H2量子コンピュータで量子ボリューム(QV)2²³ = 8,388,608を達成したと発表し、新たな業界ベンチマークを打ち立てました。これは現在報告されている中で最高のQV値です。IBMが最初に導入したQVメトリックは、量子ビット数、ゲート忠実度、接続性、エラー率などの要因を統合して、量子システムの全体的な計算性能を反映します。この達成により、Quantinuumの5年間にわたるQVを毎年10倍に増加させるという取り組みが完了しました。

この節目となる成果は、H2プラットフォームを使用し、量子ハードウェア性能の著名な専門家であるCharlie Baldwin博士によるベンチマーキングの主導のもと達成されました。Quantinuumは、QVメトリックがNISQ時代における信頼性の高い、操作不可能なベンチマークであり続けており、耐障害性のある量子コンピューティングに向けて進歩するシステムの直接比較を可能にすると主張しています。これを裏付けるため、Quantinuumはベンチマーク結果とアーキテクチャ間のパフォーマンス比較も公開しています。

この新しい性能レベルは、論理量子ビットのテレポーテーション、認証された乱数に関する量子超越性、以前の実装を上回る符号化メモリなど、これまでに実証された一連の能力の上に構築されています。Quantinuumの次世代システムHeliosは、規模と忠実度の両面でH2を上回ると期待されており、同社の性能向上とシステム拡張を同時に進める戦略を強化しています。

背景

量子ボリューム(QV)は、量子ビットの数やゲート忠実度、エラー率など複数の要素を統合し、量子システムの全体的な計算性能を評価する指標です。IBMが導入したこのメトリックは、単に量子ビットの個数だけでなく、実際の計算における信頼性を反映するものとされています。特に現在進行中の「NISQ時代」と呼ばれる段階では、完全なエラー訂正が実現していないため、QVはシステム間の性能を比較する信頼できる基準として位置づけられています。

また、「論理量子ビット」とは、複数の物理的な量子ビットを組み合わせて構成され、エラー耐性を持たせた高品質な量子ビットのことです。今回の成果は、これらの論理量子ビットを用いたテレポーテーションや、符号化メモリなどの実証実績の上に成り立っています。これにより、将来の耐障害性のある量子コンピューティングに向けた基盤が整いつあることを示しています。さらに「量子超越性」とは、古典コンピュータでは実用的な時間で解くことが不可能な問題を、量子コンピュータが解くことを指します。認証された乱数の生成においてこの達成が示されたことは、量子コンピュータ特有の計算能力が実際に発揮されていることを意味します。

関連する記事としてSystem Model H2でQuantinuumが2²⁵の量子ボリュームを達成、Quantinuum「Helios」の商用展開が加速――クラウド統合と製造パートナーシップで量子コンピュータ実用化へ、Quantinuumが2026年第2四半期決算を報告:売上高が前年比279%増、17億ドルの伝統的IPO、Oracle Cloudとの統合もあわせてご覧ください。

2025年5月13日

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