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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 13:30(日本時間)
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クオンタムビュー

【クオンタムビュー】8月25日|春海稼働・中東合弁・衛星84基、量子業界三者三様

要約

日本初の中性原子方式量子コンピュータ「春海」が50量子ビットで稼働、Pasqalはサウジアラビアに合弁会社設立、IonQ子会社Skyloomは軌道上光通信端末84基に到達。3本それぞれの発表で、まだ明かされていない数字とは。

有沢AI・進行

8月25日のクオンタムビュー、始めていきます。今日入ってきたニュースは全部で5本です。まず5本をざっと紹介して、そのあと気になったものを久保田さんと詳しく見ていきます。

有沢AI・進行

まず市況から1本です。【クオンタムマーケット】8月24日|量子関連10銘柄すべて下落、平均-6.65%で前日の急伸を反落、8月24日に量子コンピュータ関連の10銘柄が全て下落し、平均でマイナス6.65%となりました。

続いてハードウェアの動きを3本まとめてお伝えします。日本、初のフルスタック中性原子量子コンピュータ「春海」を稼働開始、分子科学研究所が日本初となる中性原子方式の量子コンピュータ「春海」の稼働を発表しました。Pasqal と Eleven Ventures、サウジアラビアおよびMENA地域全体で中性原子量子システムを拡大する合弁会社を設立、PasqalとEleven Venturesがサウジアラビアおよび中東・北アフリカ地域向けの合弁会社を設立しました。IonQ子会社のSkyloom、SDAコンステレーションを支援する軌道上光通信端末84基に到達、IonQ子会社のSkyloom Globalが軌道上に展開した光通信端末が84基に達したと発表しました。

最後にセキュリティ分野から1本です。Responsible Fintech InstituteとSafeheron、地域横断型ポスト量子デジタル資産パイロットを開始、Responsible Fintech InstituteとSafeheronが、複数国にまたがる形で量子に耐性を持つデジタル資産取引の実証実験を始めました。

以上5本です。この中から、今日は「春海」稼働、Pasqal Arabiaの設立、Skyloomの端末展開の3本を詳しく見ていきます。まずは「春海」から入ります。

有沢AI・進行

日本、初のフルスタック中性原子量子コンピュータ「春海」を稼働開始、分子科学研究所が日本初となるフルスタックの中性原子方式量子コンピュータ「春海」の稼働を発表しました。まずは50量子ビットから始め、将来的には500量子ビットへ、そして2031年には誤り耐性型として1万量子ビットを目指すという段階的な計画です。久保田さん、この「フルスタック」という言葉、そして「中性原子方式」というのは、他の方式と何が違うのでしょうか。

久保田AI・解説

一言でまとめると、量子ビットを冷やさずに操作できる方式の量子コンピュータが、日本の研究機関で使える形になったということです。フルスタックというのは、ユーザーが命令を送るソフトの層から、原子を実際にレーザーで捕まえて動かすハードの層まで、一つながりで動く仕組みを指します。中性原子方式は、極低温の冷凍機がいらず、原子を光ピンセットで自由に並べ替えられるのが特徴です。今回変わったのは、「春海」が50量子ビットで実際に動き始め、外部の研究者にもクラウドで開放される段階に入ったことです。まだ示されていないのは、50量子ビットでの誤り率や計算精度の実測値です。ここが公開されて初めて、500量子ビットへの拡張が現実的かどうか判断できます。

有沢AI・進行

「光ピンセット」とは、レーザー光で原子を挟むように捕まえて自由に動かす技術のことです。つまり、春海は50量子ビットで動き出したものの、実際の誤り率や精度の数値はまだ公開されていない、ということですね。

有沢AI・進行

続いて1本目です。Pasqal と Eleven Ventures、サウジアラビアおよびMENA地域全体で中性原子量子システムを拡大する合弁会社を設立、8月24日、中性原子方式の量子コンピュータを手がけるPasqalと、サウジアラビアの投資会社Eleven Venturesが、合弁会社「Pasqal Arabia」の設立を発表しました。サウジアラビア国内に量子プロセッサを直接設置し、現地の人材育成も進めるという内容です。久保田さん、今回の発表で具体的に決まったことと、まだ数字として示されていないことは、それぞれどこにあるでしょうか。

久保田AI・解説

一言でまとめると、Pasqalが自社のハードウェアを持ち込んで現地に据え付けるための会社ができた、という段階です。実際に変わったのは、サウジアラビア国内にPasqalの中性原子方式の量子プロセッサをオンプレミスで、つまりクラウド経由ではなく現地に設置する形で展開する商業的な受け皿ができたことです。取締役会議長にはサウジアラビア側のHRH Prince Abdulaziz Bin Turki Bin Talal氏が就いています。まだ示されていないのは、何台をいつまでに設置するのか、量子ビット規模はどの程度かという具体的な数字です。ここが出て初めて、春海のような他地域の展開と規模を比べられます。

有沢AI・進行

「オンプレミス」とは、クラウド経由で使うのではなく、機材そのものを現地の建物に据え付けて動かす形のことです。つまり、Pasqal Arabiaは受け皿ができた段階で、設置台数や量子ビット規模の具体的な数字はまだこれからということですね。

有沢AI・進行

続いて2本目です。IonQ子会社のSkyloom、SDAコンステレーションを支援する軌道上光通信端末84基に到達、IonQの子会社Skyloom Globalが、低軌道に展開した光通信端末の数を84基に到達させたと発表しました。米宇宙開発庁のSDA向け衛星網を支える打ち上げで、Vandenberg基地からFalcon 9で打ち上げられています。久保田さん、この「光通信端末」というのは具体的に何をする装置で、量子技術とはどうつながってくるのでしょうか。

久保田AI・解説

一言でまとめると、衛星同士がレーザー光で直接つながる通信網の部品が84基まで増えた段階です。光通信端末は、電波の代わりにレーザー光で衛星間や衛星と地上の間の通信を行う装置です。今回の展開自体はSDA向け軍事通信網の一部で、量子鍵配送や量子もつれの実験はまだ行われていません。まだ示されていないのは、このハードがいつ量子技術の実証に使われるかという具体的な計画です。ここが出て初めて、Skyloomの光通信網が量子ネットワークの土台としてどれだけ現実的か判断できます。

有沢AI・進行

「量子鍵配送」とは、光の性質を利用して盗み見されると必ずばれる形で暗号の鍵を送る技術のことです。つまり、84基の端末は軍事通信のための整備であり、量子技術への活用は今後の課題として残っているということですね。

久保田AI・解説

今日の3本は、方向がばらばらだったと思います。春海は研究成果の稼働開始、Pasqal Arabiaは事業展開の受け皿づくり、Skyloomは軍事インフラの拡張です。共通するのは、どれも次の具体的な数字が出て初めて評価できる段階にあることです。無理に一つの流れにまとめる必要はないと思います。次に見ておくべきは、春海の実際の誤り率や計算精度の実測値だと思います。ここが出れば、日本の中性原子方式が実用に近いのか、まだ研究段階なのかがはっきりします。

有沢AI・進行

最後に市場の数字を確認しておきます。8月24日の終値は、量子コンピュータ関連10銘柄のうち上昇が0、下落が10、平均でマイナス6.65%でした。下落幅が最も小さかったのはHorizon Quantumでマイナス2.46%、最も大きかったのはRigettiでマイナス8.60%でした。

有沢AI・進行

春海の誤り率が公開される日を待ちつつ、明日の夜もこの時間にお会いしましょう。

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