8月28日の米国市場では、量子コンピュータ関連10銘柄のうち9銘柄が下落し、上昇したのは1銘柄にとどまりました。10銘柄平均の騰落率は-5.71%で、8銘柄が5%以上の下落となる全体的に弱い1日となりました。
大きく動いた銘柄から見ていきます。Rigettiは-5.17%となりました。同社についてはイタリア国務院、州の控訴を棄却 Campania6,120万ユーロ量子入札を白紙にという記事があります。IonQは-7.68%でした。同社は同日、単一のApple M4 Max CPU上でMegaQuOp規模のリアルタイムQECデコーディングを実証したと発表しています。Infleqtionはこの日最大の下げ幅となる-10.61%を記録しました。同社については前日、NASAがInfleqtionにQuantum Gravity Gradiometer Pathfinderミッションのため2,000万ドルの追加契約を授与したという記事があります。一方、D-Wave(-5.08%)、Quantum Computing Inc(-5.78%)、Arqit(-6.62%)、Quantinuum(-7.56%)、Horizon Quantum(-7.83%)については、当サイトの記事では説明がつきません。この日は業界全体が同じ向きに動いた銘柄が8にのぼり、個別材料よりも全体の流れが目立つ日だったと言えます。
前日までの並びとの関係では、D-Wave、Rigetti、Quantum Computing Inc、Arqit、Quantinuum、IonQ、Infleqtionの7銘柄がそろって反落となりました。いずれも前日の上昇幅を上回る下落となり、前日の値幅をすべて失う形です。特にInfleqtionは前日+5.84%だったところを-10.61%で打ち消しており、IonQも前日+6.07%からの-7.68%と、上げ幅を超える下げとなっています。こうした並びからは、前日までの上昇の反動とみられます。IQMXとHorizon Quantumは2日続けて下落する続落となりました。
目立たなかった銘柄としては、Xanaduが+1.25%となり、10銘柄中唯一の上昇を記録しました。前日の+1.17%に続く2日続けての上昇で、全体が大きく崩れた日にあっても独自の値動きを保っています。
この日の動きを振り返ると、多くの銘柄で前日までの上げ幅がそのまま消える形となり、個別材料の有無にかかわらず業界全体で同じ方向に動いた1日だったと言えます。


