9月11日の米国市場では、量子コンピュータ関連10銘柄のうち6銘柄が上昇、4銘柄が下落し、平均では-0.17%となりました。
上昇組では、Quantum Computing Incが+2.17%、Infleqtionが+1.23%、IQMが+0.88%、D-Waveが+0.84%、Quantinuumが+0.74%、Rigettiが+0.73%と、いずれも小幅な戻りにとどまりました。一方、下落が目立ったのがXanaduで、-4.01%となりました。同社については、XanaduとASML、超低損失フォトニック量子技術のためのリソグラフィプロセス最適化で提携やXanaduとAMD、PennyLane向けオープンソースBackline拡張機能を発表といったニュースが伝えられています。なお、当サイトではXanaduとは?という基礎解説記事も掲載しています。
値動きの並びを見ると、この日は銘柄ごとに対照的な動きが見られました。Quantum Computing Incは前日の-2.74%に対して+2.17%と反発し、前日の値幅の79%を戻しています。Infleqtionも前日の-2.26%に対して+1.23%で54%を戻し、IQMも前日の-1.63%に対して+0.88%で54%を戻す反発となりました。D-Waveは前日の-2.69%から+0.84%への反発、QuantinuumとRigettiはそれぞれ前日の下落幅を上回る戻りとなり、前日の下げをすべて取り戻す反発となっています。一方でIonQ、Horizon Quantum、Arqit、Xanaduの4銘柄は2日続けて下落する続落となりました。
目立った動きが多かった中で、IonQは-0.24%とほぼ横ばいで、前日までの大きな下落からは落ち着いた値動きとなりました。Horizon Quantumも-1.49%と、他の続落組に比べると下げ幅は小さくとどまっています。
全体としてこの日は、前日までに大きく下落していた銘柄の一部が反発する動きと、続落を続ける銘柄とが混在する展開でした。上昇した銘柄も反発幅は前日の下落分の範囲内にとどまるものが多く、下落した銘柄の中にはXanaduのように独自のニュースが伝えられているものもあり、銘柄ごとの値動きの背景は一様ではなかったといえます。

