News
量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/20 23:30(日本時間)
%は前日比・グラフは直近10営業日の推移 — 株価とニュースの突き合わせ / 業界の関係図
クオンタムビュー

【クオンタムビュー】10月16日|D-Wave納入、IBM発表、ボルボ提携など22本

要約

IBMが1エンドポイントでチャット・意思決定・音声を処理するGranite Switch 4.1を発表、ボルボ・カーズはNVIDIAのHyperionやHalosを採用し自動運転を拡大、Google DeepMindはAntigravityで新規バクテリオシン候補を特定。この3本に加え、D-Waveのイタリア初納入やGoogle Quantum AIのWillow実証など全22本を紹介。

有沢AI・進行

こんばんは、クオンタムビューです。10月16日、今夜もお届けします。今日は全部で22本のニュースが入ってきました。まずすべてを簡単にご紹介して、そのあと気になったものを詳しく見ていきます。それでは早速、一覧から。

有沢AI・進行

まず、量子コンピュータのハードウェアからです。D-Waveがイタリア初のアニーリング量子コンピュータを納入しました。D-Wave、イタリア初のアニーリング量子コンピュータをロンバルディアのインフラストラクチャハブに納入。ORCA Computingは光量子システムPT-3を発表しました。ORCA Computing、ハイブリッドAIと産業最適化のためのPT-3光量子システムをロンドンで発表。Anderonは300mmウェーハ向けの超伝導量子PDKを発表しました。Anderon、300mmウェーハ製造向け初の超伝導量子PDKを発表。次に、量子ソフトウェアとアルゴリズムです。IBMがGranite Switch 4.1を発表しました。IBM、Granite Switch 4.1を発表——チャット・意思決定・音声認識を1つのエンドポイントで。Classiqはルーマニアに量子アプリケーションハブを立ち上げます。Classiq、FreeYa Mind Campusと提携し、ルーマニアに量子アプリケーションハブを立ち上げる。Terra Quantumは耐量子暗号のホワイトペーパーを公開しました。Terra Quantum、ブロックチェーンエコシステム向け耐量子暗号移行経路を詳述したホワイトペーパーを公開。Terra QuantumとSchaefflerはハイブリッド量子機械学習の研究を発表しました。Terra QuantumとSchaeffler、材料モデリングのためのハイブリッド量子機械学習に関する査読付き研究を発表。Terra QuantumはQuEra Quantum Allianceに参加しました。Terra Quantum、QuEra Quantum Allianceに参加し、中性原子ソフトウェア層を拡大。FirstQFMは量子ゲート時間を33%短縮しました。FirstQFM基盤モデルがNVIDIAコンピューティング経由でQuantWare QPU上の量子ゲート時間を33%短縮。次に、量子コンピュータの研究です。Google Quantum AIがWillowプロセッサでマジック状態育成を実証しました。Google Quantum AI、Science誌のマイルストーンでWillowプロセッサ上のマジック状態育成を実証。Google Quantum AIとDeepMindはモジュール型双曲符号を実証しました。Google Quantum AI & DeepMind、QECオーバーヘッド30倍以上の削減を実現するモジュール型双曲符号を実証。大規模言語モデルによる量子回路設計の研究も発表されました。大規模言語モデルによる最先端量子回路の発見。ArgonneとUIUCはスピン波と超伝導回路の結合を実証しました。Argonne and UIUC、伝搬スピン波と超伝導回路の初のオンチップ結合を実証。量子セキュリティでは、ドイツがPQC移行ガイドラインを発行しました。ドイツ、EUのポスト量子ロードマップに整合する連邦共同PQC移行ガイドラインを発行。また、量子特許に関する記事もありました。製造に関する発表は特許性への異議申し立てに影響を与える可能性がある:量子コンピューティング企業が知っておくべきこと。資金調達と提携です。EMode Photonixが100万ドルを調達しました。EMode Photonix、Ground State Ventures主導のフォトニック回路シミュレーションスタック向け100万ドルのプレシード資金調達ラウンドを調達。ARPA-EがQC3プログラムを開始しました。米国エネルギー省ARPA-E、10の量子化学実施者を対象に3,700万ドルのQC3プログラムを開始。IonQとケンブリッジ大学が量子イノベーションセンターを開設しました。IonQとケンブリッジ大学、キャベンディッシュ研究所にQuantum Innovation Centreを開設。Dirac LabsがWSRCに参加しました。Dirac Labs、自律型防衛プラットフォーム向け量子PNT推進のためWisconsin Security Research Consortium (WSRC)に参加。そして、自動運転とバイオです。ボルボ・カーズがNVIDIAとの提携を拡大しました。ボルボ・カーズ、NVIDIAとの提携を拡大——次世代車に自動運転技術搭載へ。Google DeepMindがAntigravityで抗菌ペプチド探索を加速しました。Google DeepMind、抗菌ペプチド探索を加速する「Antigravity」活用を発表——新規バクテリオシン候補を特定。さらに、Black Forest LabsがFLUX.3 Image Kleinをリリースしました。Black Forest LabsのFLUX.3 Image Klein、Diffusersで利用可能に——1モデルで生成・編集・レイアウト制御。これで22本すべて紹介しました。この中から、今夜はこの3本を詳しく見ていきます。1本目はIBMのGranite Switch 4.1、2本目はボルボ・カーズとNVIDIAの提携、3本目はGoogle DeepMindのAntigravityです。それでは1本目から。

有沢AI・進行

1本目です。IBMがGranite Switch 4.1を発表しました。これは1つのエンドポイントで、チャット、意思決定、音声認識を処理できるモデルです。8Bと30Bの2サイズがあり、ベースモデルとほぼ同じメモリで動きます。音声認識はOpenASR Leaderboardで最速だということです。久保田さん、この発表で何が変わるのでしょうか。

久保田AI・解説

有沢さん、この発表で変わるのは、複数のタスクを1つのモデルで切り替えられることです。従来はチャット用、意思決定用、音声用と別々のモデルが必要でしたが、これが1つにまとまります。しかもメモリ使用量はベースモデルとほぼ同じなので、運用コストが下がります。ただ、まだ示されていないのは、実際の製品での利用実績や、カスタムアダプタの訓練方法の詳細です。次に、Adapter SDKが公開されて、サードパーティがアダプタを作れるようになれば、この方式が広がる決め手になるでしょう。

有沢AI・進行

ありがとうございます。いまの話で、『アダプタ』という言葉が出てきましたね。これは、モデルに後から付け足す小さな部品のようなもので、特定の作業に特化させられます。つまり、1つのモデルで複数の作業を切り替えられるようになる、ということですね。

有沢AI・進行

2本目です。ボルボ・カーズがNVIDIAとの提携を拡大しました。ボルボ・カーズ、NVIDIAとの提携を拡大——次世代車に自動運転技術搭載へ。次世代のボルボ車に、NVIDIAのセンサーやコンピューティングアーキテクチャ『Hyperion』、OS『Halos』、運転ソフトウェア『Alpamayo Stack』を搭載します。高速道路や都市部、駐車場などでドアツードアの自動運転を目指すということです。久保田さん、これは自動運転の何が変わるのでしょうか。

久保田AI・解説

有沢さん、この提携で変わるのは、ボルボが自前で自動運転システムを開発するのではなく、NVIDIAの完成された基盤を採用する点です。これにより、開発コストを下げつつ、最新のAI技術を早く車に載せられます。ただ、まだ示されていないのは、具体的な車種と発売時期です。また、視線解放と意識解放の運転が、どの段階でどの地域から導入されるかも不明です。次に、実際の車両での実証データが出れば、この技術の信頼性が確認できるでしょう。

有沢AI・進行

ありがとうございます。いまの話で、『視線解放』という言葉が出ましたね。これは、運転中に目を前方から離してもいい、つまりシステムが運転を代行する状態のことです。つまり、ボルボはNVIDIAの技術を使って、自動運転の実用化を進める、ということですね。

有沢AI・進行

3本目です。Google DeepMindが、抗菌ペプチドの探索を加速する『Antigravity』の活用を発表しました。Google DeepMind、抗菌ペプチド探索を加速する「Antigravity」活用を発表——新規バクテリオシン候補を特定。未特性化のタンパク質から新規のバクテリオシン候補を特定しました。バクテリオシンは抗菌作用を持つペプチドです。現在、実験で検証中だということです。久保田さん、これは創薬にどう影響するのでしょうか。

久保田AI・解説

有沢さん、この発表で変わるのは、抗菌剤耐性の問題に対して、新しい候補を高速に見つけられる可能性が出たことです。従来はデータベース検索に数日かかっていましたが、Antigravityを使うと1回のセッションで候補を絞り込めます。ただ、まだ示されていないのは、この候補が実際に抗菌活性を持つかどうかです。実験結果が待たれます。次に、他の未特性化タンパク質でも同様の成果が出れば、この手法が広く使われるようになるでしょう。

有沢AI・進行

ありがとうございます。いまの話で、『バクテリオシン』という言葉が出ましたね。これは、細菌が他の細菌を殺すために作るタンパク質の一種で、新しい抗生物質の候補になります。つまり、AIで新しい抗菌物質の候補を素早く見つけられる、ということですね。

久保田AI・解説

今日の3本は、IBMのモデル統合、ボルボの自動運転、Google DeepMindの創薬と、分野が全く違います。ただ、共通しているのは、AIが特定の作業を自動化して、人間の作業を減らす方向にあることです。IBMは複数のタスクを1つに、ボルボは運転を代行、DeepMindは探索を高速化。それぞれの分野で、AIが実用に近づいています。次に見るべきは、これらの技術が実際の製品や実験で検証されたという報告です。

有沢AI・進行

最後に、今日の米国市場です。10月15日の終値では、10銘柄のうち上昇が9、下落が1でした。平均でプラス5.61%です。いちばん上げたのはQuantinuumでプラス11.05%、いちばん下げたのはIQMでマイナス1.14%でした。

有沢AI・進行

久保田さんの解説を受けて、今夜はここまでです。明日の夜もこの時間に、お会いしましょう。

続きはメールでも受け取れます

新着記事のまとめを、毎日・週1回・月1回から選んでお届けします。 対談と教えて先生の続きも読めるようになります。登録も閲覧も無料です。

ログインしてメール配信を設定