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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/12 14:30(日本時間)
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パートナーシップ・提携

Quantum Brilliance、東京都のプログラム支援を受けて日本法人を設立

要約

オーストラリアのQuantum Brillianceが東京都の助成金を受け、日本法人を設立します。同社は極低温が不要で室温で動作するダイヤモンド型量子コンピュータを開発しており、小型で持ち運び可能なため、自動車や医療など日本の産業分野での実用化が期待されています。

Quantum Brillianceは東京都の外国企業向け助成金プログラムに選出され、このサポートを受けるオーストラリア企業として初めての企業となりました。きらぼし銀行が支援するこのプログラムは、東京で事業を展開する国際企業に資金を提供します。Quantum Brillianceは、この助成金を活用して日本法人「Quantum Brilliance Japan株式会社」を設立し、オフィススペース、採用、現地運営費用をまかないます。この進出はオーストレード東京事務所の支援により実現しました。

同社は、室温で作動し、エッジコンピューティングやオンプレミス導入向けに小型化可能なダイヤモンドベースの量子デバイスを専門としています。極低温を必要とする超伝導システムとは異なり、Quantum Brillianceのアーキテクチャは携帯可能で耐久性があり、従来型コンピューティング環境と統合できます。このアプローチは、日本の量子技術を戦略的技術として重視する姿勢や、産業用の実用的で拡張可能な量子システムへの関心と合致しています。

東京都の支援は、差別化された量子モダリティと実用的なアプリケーションへの関心の高まりを示しています。Quantum Brillianceのシステムは、日本の自動車、航空宇宙、通信、医療分野にとって魅力的なものとなる可能性があります。このプログラムを通じて、同社は現地企業の紹介、イベントサポート、人材採用の強化といった恩恵を受け、日本の新興量子エコシステムにおける役割を確立することが期待されています。

背景

ダイヤモンドベースの量子デバイスとは、人工的に作られたダイヤモンドに含まれる欠陥(窒素空孔中心など)を利用した量子技術です。通常、量子コンピュータは絶対零度に近い極低温環境が必要ですが、この技術は室温で動作するため、特別な冷却装置が不要です。これにより、装置を小型化でき、持ち運びや既存のシステムへの組み込みが容易になります。

エッジコンピューティングは、データを収集する端末(エッジ)の近くで処理を行う方式です。クラウドなど遠くのサーバーに送らずにローカルで処理するため、通信遅延の削減やプライバシー保護に有利です。オンプレミス導入は、企業の自社施設内にサーバーやシステムを設置して運用することを指します。外部のクラウドサービスを使わず、自前の環境で管理するため、データのセキュリティや制御性を重視する場合に選ばれます。これらの特徴により、従来型のコンピューティング環境との統合が容易になるとされています。

関連する記事としてニュース:Delft Circuits、Riverlane、Quantum Brilliance、IonQ、Nu Quantum、Quantinuumにおける経営陣の異動と資金調達、Quantum BrillianceがオーストラリアにQuantum Diamond Foundryを開設、量子コンピュータ業界に見る国際連携の加速と日本市場の存在感もあわせてご覧ください。

2025年5月29日

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