2023年12月、Infleqtionが量子ムーンショットプログラムにおける唯一の海外量子コンピューティングパートナーとして、日本の科学技術振興機構により選定されたことを報告しました。それ以来、分子科学研究所(IMS)の研究者らと共にシステムの設計に取り組んできました。Infleqtionはコロラド州ボルダーの施設でユニットの構築を完了し、岡崎市のIMSに出荷しました。
次のステップは、IMSでのシステムの統合、組み立て、テストの完了です。これが完了すると、このシステムは稼働中の中性原子量子コンピュータとしては最大規模の一つになると期待されています。この装置はルビジウム量子ビットを使用し、Infleqtionの真空セル技術と超安定光学アセンブリを活用して、システムをできるだけモジュール化し、製造可能にしています。
背景
中性原子方式とは、光や磁場を使って原子を浮かび上がらせ、量子ビットとして利用する技術です。記事にある「中性原子量子コンピュータ」は、この手法で構成されています。ルビジウム量子ビットは、この方式において量子情報を担う具体的な原子の種類を指します。ルビジウム原子は、制御が比較的容易な特性を持つため、量子計算の実現に用いられます。
また、「真空セル技術」は、原子を外部の雑音や干渉から遮断するために真空状態の容器内で処理する仕組みです。これにより、量子状態の安定性が保たれます。「超安定光学アセンブリ」は、レーザー光などを精密に制御する装置群を指します。これらを活用することで、システムをモジュール化し、製造しやすくしているとのことです。これらの技術要素が組み合わさることで、大規模な量子コンピュータの実現を目指しています。
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2024年6月16日




