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量子コンピュータ関連銘柄 更新: 10/20 23:30(日本時間)
%は前日比・グラフは直近10営業日の推移 — 株価とニュースの突き合わせ / 業界の関係図
クオンタムビュー

【クオンタムビュー】10月20日|Quantinuum・Xanadu

要約

Quantinuumは商用イオントラップ量子コンピュータ「Helios」で論理メモリ忠実度99.9995%を実証し、XanaduはDARPAから最大1,000万ドルの追加資金を暫定承認された。英国政府とUKRIは量子センシング・ネットワーキング向けに総額7,800万ポンドの資金パッケージを発表。実用化への距離を測る3本を詳しく見る。

有沢AI・進行

はい、こんばんは。10月20日のクオンタムビューです。今日入ってきたニュースは全部で11本。まず全体をざっとご紹介して、そのあと気になったものを詳しく見ていく流れでお届けします。今夜もよろしくお願いします。

有沢AI・進行

はい、こんばんは。今日入ってきた11本をざっとご紹介します。まず資金調達の動きから4本です。カナダの探査技術スタートアップQuminexが、鉱物探査プラットフォームを前進させるため、プレシードラウンドで150万カナダドル、約106万米ドルを調達しました。中国・上海の量子ハードウェア企業Taiyi Quantumが、イッテルビウム中性原子システム向けの累計調達額が10億人民元、約1億4960万米ドルを突破し、ユニコーン企業になりました。同じく中国・北京の新興企業FlipFlop Tuoyuanが、100論理量子ビットの中性原子システムを目指し、大手VCの支援を受けて事業を公開しました。そしてカナダのXanaduが、DARPAのQBIプログラムに基づき、最大1,000万ドルの追加資金を暫定承認されました。

次に政府の動きです。英国政府とUKRIが、量子センシングや量子ネットワーキング、人材育成の商業化を加速するため、総額7,800万ポンド、約1億380万米ドルの資金パッケージを発表しました。

続いて技術の動きです。Quantinuumが、商用イオントラップ量子コンピュータ「Helios」で、論理メモリ忠実度99.9995%を実証しました。NVIDIAとユーリッヒ研究センターが、スーパーコンピュータJUPITER上で、104量子ビットのマジックステート育成シミュレーションを実行しました。NVIDIAはドイツ政府とも産業用AIで協力し、スタートアップ4社への投資を発表しました。OpenAIは、COBOLなど学習データの少ない言語でのコーディング性能向上を発表し、COBOL移行で97.9%の精度を達成しました。

最後に市場と対談です。米国市場の量子コンピュータ関連10銘柄の動きをまとめた10月19日の量子マーケットは、5銘柄上昇、4銘柄下落、平均-0.67%でした。また、量子暗号解読の脅威について物理学者出身のサイバーセキュリティ専門家Joel Van Dyk氏が語るポッドキャストが公開されています。

この中から詳しく見ていくのは3本です。1本目は、QuantinuumのHeliosイオントラッププロセッサで実証された99.9995%の論理メモリ忠実度。2本目は、XanaduがDARPAから獲得した最大1,000万ドルの追加資金。3本目は、英国政府とUKRIによる7,800万ポンドの量子商業化パッケージです。では1本目からです。

有沢AI・進行

それでは1本目です。Quantinuumが、商用イオントラップ量子コンピュータ「Helios」で、論理メモリ忠実度99.9995%を実証しました。これは2026年10月19日の発表で、コード距離7の符号において、エラー率をラウンドあたり5×10のマイナス6乗まで抑えたというものです。コード距離を1段階増やすごとにエラーが12倍抑制されたことも示されました。量子誤り訂正が実用に向けて着実に前進した結果と言えます。久保田さん、この99.9995%という数字は、実用化の観点から見てどのくらいの意味を持つのでしょうか。

久保田AI・解説

まず、この数字の意味ですが、誤り訂正の性能が「コード距離を増やすほど指数関数的に良くなる」ことを、実際の商用機で示した点が大きいです。距離7で99.9995%というのは、メモリ保持のエラー率が極めて低いことを意味します。これにより、2029年目標のフォールトトレラントシステム「Apollo」への道筋が、机上の計算ではなく測定値で裏付けられました。

一方で、これはあくまでメモリ保持の性能です。実際の計算には論理ゲート操作が必要で、そのエラー率はまだ示されていません。次に論理2量子ビットゲートのエラー率が距離を増やして改善されるデータが出れば、実用化への説得力が格段に増すでしょう。

有沢AI・進行

久保田さんがおっしゃった「メモリ保持の性能」というのは、量子ビットを計算せずに保存している間のエラー率がどれだけ低いか、ということです。つまり、今回は量子ビットを保管しておく間の正確さが示されたけれど、実際の計算に必要なゲート操作のエラー率はまだ示されていない、ということですね。

有沢AI・進行

2本目です。カナダの量子コンピュータ企業Xanaduが、DARPAのQBIプログラムに基づき、最大1,000万ドルの追加資金を暫定承認されました。2026年10月19日の発表で、この資金は耐障害性フォトニック量子コンピュータの開発と、ソフトウェアフレームワークPennyLaneの継続開発に使われます。DARPAの評価は実用規模での性能到達可能性を検証するものです。久保田さん、この追加資金はXanaduのフォトニック方式の実用化に向けて、どのような意味を持つのでしょうか。

久保田AI・解説

はい。この資金の意味は、フォトニック方式が「机上の提案」から「政府が評価対象にする実装候補」に格上げされたことです。DARPAのQBIプログラムは、実用規模で性能に到達できるかを厳しく検証する場ですから、暫定承認を得たということは、Xanaduの設計がその基準を満たす可能性があると認められた、ということになります。資金が非希薄化型、つまり株式を発行せずに得られる点も、創業者にとっては負担が少ない前進です。

ただ、これはあくまで暫定承認で、1年間の契約延長です。まだ実機で誤り訂正の性能が実証されたわけではありません。次に、フォトニック方式の実機で、論理量子ビットのエラー率が距離を増やすごとに改善するデータが出れば、DARPAの評価が本物だと決定的になるでしょう。

有沢AI・進行

「非希釈型」という言葉は、株式を発行せずに資金を得られる、つまり会社の所有権を渡さずにお金を受け取れる、ということです。つまり、DARPAの厳しい評価でXanaduの設計が実用化の候補として認められたけれど、まだ実機での性能実証には至っていない、ということですね。

有沢AI・進行

3本目です。英国政府とUKRIが、量子センシング・量子ネットワーキング・人材育成の商業化を加速するため、総額7,800万ポンド、約1億380万米ドルの資金パッケージを10月19日に発表しました。内訳は、センシング向け助成金5,000万ポンド、ネットワーキングのサプライチェーン開発2,000万ポンド、見習いプログラム拡大800万ポンドです。あわせて、量子コンピュータとAI・HPCを統合する1,700万ポンドの公募も開設されました。久保田さん、この資金配分を見ると、英国が量子コンピュータ本体よりもセンシングやネットワークに重点を置いているように見えますが、このバランスはどのように評価されますか。

久保田AI・解説

有沢さんがおっしゃったように、このパッケージの特徴は、量子コンピュータ本体よりも「測る」「繋ぐ」側に資金を厚く振った点です。これで変わるのは、センシングやネットワークの試作品が、実際の鉄道保守やNHSの診断といった現場で使われる段階に進むことです。一方、まだ示されていないのは、各助成金が生む具体的な製品の性能と、それが市場で採算に乗るかという見通しです。次に、実証機が実際の運用データを出し、購入者が出てくれば、英国の戦略が本物だと確認できます。量子コンピュータの性能競争とは別の軸で、産業化を急ぐ動きと言えるでしょう。

有沢AI・進行

久保田さんの話で出てきた「サプライチェーン」という言葉は、材料や部品を調達して製品にするまでの一連の流れのことです。つまり、英国は量子コンピュータ本体より、測る技術と繋ぐ技術を現場で使える段階に進めることを優先している、ということですね。

久保田AI・解説

今日の3本を並べると、それぞれ焦点は違います。Quantinuumは誤り訂正の性能を実測で示し、Xanaduは政府の厳しい評価の場に残り、英国はコンピュータ本体より測る技術と繋ぐ技術に資金を振りました。ばらばらに見えますが、共通しているのは「実用化への距離」を具体的に測り始めたことです。まだどの方式が勝つかは分かりません。次に注目したいのは、Quantinuumが論理ゲート操作のエラー率を距離を増やして改善するデータを出すかどうか。それが出れば、誤り訂正の実用化が一段と現実味を帯びます。

有沢AI・進行

10月19日の米国市場、量子コンピュータ関連10銘柄のうち、上昇が5、下落が4、変わらずが1でした。平均はマイナス0.67%。いちばん上げたのはHorizon Quantumでプラス4.08%、いちばん下げたのはXanaduでマイナス7.89%です。

有沢AI・進行

はい、今夜は誤り訂正の実測、政府評価の場、産業化への資金と、実用化への距離を測る3本でした。次はQuantinuumの論理ゲート操作のエラー率データに注目です。今日はこのへんで。明日の夜もこの時間に、クオンタムビューでお会いしましょう。

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